9月30日
中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策員会の2013年第3四半期定例会議が先般開かれた。会議では、引き続き穏健な金融政策を実施すると同時に、政策の的確性、協調性の強化に力を入れること、金利の市場化改革をより一層推し進め、引き続き人民元為替レート形成メカニズム改革を推進することが提起された。30日付中国証券報が伝えた。
9月27日
国務院は「中国(上海)自由貿易試験区総体方案」を公布した。試験区の
範囲は上海外高橋保税区、上海外高橋保税物流園区、洋山保税港区、上海
浦東機場総合保税区等4つの税関の特殊監管区域で、今後先行地域の状況
およびニーズに応じて範囲を拡大する。開放分野は(1)金融サービス、(2)海
運サービス、(3)付加価値電信、ゲーム機等の商業貿易サービス、(4)弁護士、
人材仲介等の専門サービス、(5)文化サービス、(6)医療、教育等の社会サー
ビスの6分野(国務院、9月27日)。
9月6日
財政部は9月6日、「企業 製品原価計算制度 (試行)」を発表した。2014 年 1月 1日から金融保険業以外の大・中型企に適用される。同制度 の施行 は 欧州などからのアン チダピグ調査に対応するため、 企業の 製品原価情報 を正確に把握すること目的し ており 、2013 年2月 14 日から3月 日から3月 31 日 まで意見募集を行っていた。 なお、 同制度の 施行 に併せ 、これまでの 「国営 工業 企原価計算 弁法」は廃止される。 (財政部、9月6日)
9月3日
李克強首相は9月3日、広西チワン族自治区南寧市で開幕した「第10回中国・ASEAN博覧会」の開会式で基調講演を行った。その中で李首相は、一層の関税引き下げや非関税障壁の削減などを通じ、貿易総額を2020年までに1兆ドルに拡大するとの目標を打ち出した。このほか、今後8年間で双方の新規投資を1,500億ドルにまで増加させる、資源エネルギーやインフラ、金融分野などでの協力を強化するなど、5項目の方針を発表した(中国商務部、9月3日)。