11月29日
中国東北地域にある黒龍江省ハルビン市と遼寧省大連市を結ぶ高速鉄道(以下、哈大高鉄)が12月1日、開通する。ハルビン〜大連を約4時間で結ぶ予定で、中国東北部の大動脈として期待されている。日本人ビジネス客の利用が想定される大連〜瀋陽は、これまでのバス、鉄道に比べて、移動時間は半減し、価格も安く設定されている。
11月28日
中国証券監督管理委員会の郭樹清主席(閣僚級)は28日、尖閣諸島をめぐる問題で「狭い民主主義を愛国主義とみなすべきではない」と述べ、反日デモの参加者が日本車を破壊するなど暴動化したことを批判。
11月26日
2012年第3四半期末時点の銀行カードの発行枚数は前年同期比21.2%増の34億枚になった。内訳をみると、デビットカードが同21.4%増の30億8,200万枚、クレジットカードが同18.8%増の3億1,800万枚であった(中国人民銀行)。
11月8日
中国人民銀行の易網副総裁が共産党大会で「日中経済・貿易関係は非常に重要」、「日中問題は最低のコストで解決すべきだ」などと発言。これが「建前では強気、実際は経済減速懸念が強まるなか第3の経済大国日本との本当の摩擦は避けたい」という中国政府の本音。
11月5日
4日に閉幕した第112回広州交易会(中国輸出商品交易会)主催者側の発表によると、今回の交易会の参加者数、取引額ともに前回比で10%以上減少、特に尖閣問題もあって対日本との取引額は36.6%も減少。まさに“政冷経冷”の状態。来年中国の輸出を占う重要指標としての今交易会が不調に終わったことで、中国経済を牽引してきたエンジンの一つ「輸出」の回復がさらに難しくなったことが浮き彫りになった格好。
11月1日
中国国家統計局の11 月1日の発表によると、2012 年10 月の製造業購買担当者指数(PMI)は、前月比0.4 ポイント上昇し50.2%だった。前月から2カ月連続で上昇し、3カ月ぶりに景況感の境目である50%を上回った。このうち、生産は同0.8 ポイント上昇の52.1%、新規受注指数は同0.6 ポイント上昇の50.4%、輸出は同0.5 ポイント上昇の49.3%となった。